Bustle Pannier Crinoline

バッスル・パニエ・クリノリン

雑感

「コーラに角砂糖●個分もの砂糖が入ってる!」はアプローチが間違っている

小学校の保健室の前に掲示されている「保健ニュース」を始め、テレビ番組や教科書を含む様々な場所で、コーラやファンタなどの清涼飲料水の前に角砂糖を積み上げて「こんなにも角砂糖が入っている!体に悪い!」と訴える表現方法をよく見かける(「清涼飲料…

浜崎あゆみについて

浜崎あゆみが世に出た時、そしてヒット曲を次々と飛ばすようになってからも、僕は彼女についてこんなふうに思っていた。 「声が喉にぶつかって聴き苦しい、歌の下手な女」「なのにこんな奴の歌がヒットして、似たような歌の下手な歌手が出てくる事が許されて…

同性愛、多様性、国家経済、そしてセカイ系

「同性愛者が増えると国が滅ぶって言う人いるけど、国のために人を愛するわけじゃないし」的な言説について。国が滅ぶから同性愛は規制すべしだなんて考えは論外だし、そんな主張はすでに各所でフルボッコにされてるから、ここではあえて追求しない。むしろ…

あなたが私をつまらないと感じるのは、私があなたに私を面白がってもらいたいと思ってないから

「貴方は真面目すぎて人間的な面白味がない」と言われました。そう言われるのも無理はありません。私は普段、人から面白いと思われるような言動はほぼしていないからです。ところで、私は子供の頃は「お前は本当に冗談ばかり言ってるひょうきんな子供だね」…

YouTubeでドヤ顔で英語を教えてくれる英語圏の人

インターネットの普及は外国語学習の在り方において分水嶺となったという評価に異を唱える人は少ないだろう。特にオンライン電子辞書と並び効能が大きいのがYouTubeの普及であろう。 文法や単語を丁寧に解説してくれる動画で学校や塾で学ぶ以上にわかりやす…

「人間は浮くようにできているんだけどなぁ」と半笑いする大人

私は泳ぎが子供の頃から苦手だった。 今はどうか知らないが、私が子供の頃は泳げない人に対して「人間は浮くようにできているんだけどなぁ」と半笑いするだけで、浮くための指導もろくにできない体育教師や親などの大人がいた。 浮ける子はなぜ浮けて、浮け…

ごめんねと言われても許さなくてもよい

保育園や幼稚園や小学校で、悪いことをした子供がいたら、保育士や先生はその子に「ごめんなさい」をするようプレッシャーをかける。しかし、その子が大人の思惑通りに「ごめんなさい」をした途端に、今度は保育士や先生は悪いことをされた側の子に「許して…

僕の育った街はマイルドヤンキーの巣窟だった

自分の生まれ育った街が実はマイルドヤンキーだらけのどこもかしこも閉塞感しかない田舎だったのだと気づいた時は少しショックだった元からそのように痛切に感じながら生きていれば、それに嫌気がさして「この街に未来はない」「早く都会に出たい」みたいな…

なぜ恋をすると胸が苦しくなるのか

1 恋をすると胸が苦しくなるのはきっと生物としての必要性があるに違いないという仮説「お医者様でも草津の湯でも惚れた病は治りゃせぬ」という都々逸があるように、恋愛感情が身体に発現させる諸現象が病気の症状に酷似している事は昔から古今東西でよく認…

星野源のあの曲はドラえもん主題歌にふさわしくない

「ドラえもん のび太の宝島」の主題歌だった星野源の「ドラえもん」がテレビで毎週放送されるアニメ「ドラえもん」の主題歌になったのは2019年10月。だからこの事について述べるのはだいぶ機を逸しているし、恐らくここで述べることは多くの人がすでに述べて…

「スベる」ということへの考察と提言

お笑い的な意味の「スベる」という概念に関連して少し書いてみたい。本稿では、面白いことを言おうとして言うこと一般を「冗談」という言葉でまとめて表現することとする。これには、単発のジョーク、ギャグ、シャレ、モノマネ、一発芸といったものから、面…

結局ブログやらなかったな

結局ブログやらなかったな、今年後半。理由は簡単で、実は別のTwitterアカウントをやっていて、そっちが楽しくなってきていたから。このブログと今やってるTwitterをリンクするということは、考えなかったわけではないけれど、このブログが前のアカウントの…

人生の中で好きな瞬間

オナニーとかセックスとかパンチラ胸チラとかそういう系以外で僕の好きな瞬間ってどんなものがあるだろうかと考えてみた。ランキング方式ではなく思いついた順に書いていく。 日中に入る風呂 温泉が好きという人は多いだろうが、私の場合、お湯がたまってい…

村上春樹の1Q84を読んだ時のことを思い出して書く

村上春樹は数少ない世界的に知られている日本人作家の1人だが、私は長いこと彼の作品をひとつも読んだことがなかった。インターネットで彼の作風のパロディをよく見かけるため、その元ネタがわからないままに「どうやら村上春樹は倦怠感あふれる文体でのら…