Bustle Pannier Crinoline

バッスル・パニエ・クリノリン

過ぎゆく2017年、来たる2018年(第3回)

今から言うことは嘘なので真に受けないでほしいのですが、先日AV女優の姫川ゆうなさん(むっちゃ俺の好み)と都内の某ホテル(むっちゃ俺の好み)で、わいせっつーとしての今年の振り返りとの来年の展望についての対談(むっちゃ俺の好み)を行いました。これはその第3回です(第2回はこちら)。もう一度言いますがこれは架空の対談です。

 

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わいせっつー(以下「わいせ」):ところで、姫川さんはご自身の強みは何であると捉えてらっしゃいますか?

姫川ゆうな(以下「姫川」):強み?うーん、自信があるのは乳首ですね。あと、身体が柔らかいというのはあるかな。肌が白いとかも?

 
わいせ:僕としては、姫川さんは笑顔が良いと思うんですよ。笑顔が良いっていうと普通は天真爛漫だから良いってことなんだけど、姫川さんの場合は完全に天真爛漫というわけではないところが逆に良くて。勝手な解釈で申し訳ないんですけど、喜びのお風呂に100パーセント頭のてっぺんまで浸かってこその笑顔じゃなくて、どっかで俯瞰してる感じがあって。
 
姫川:それ、全然褒めてないよね!?

わいせ:褒めてますって!別に笑顔が嘘くさいって意味じゃなくて、そこにいて笑っているんだけど、ある意味そこにいない、みたいな…

姫川:どんどんドツボにはまってません?姫川、そんなに「心ここにあらずでやってる」感あります?

わいせ:違うんです、マジで!
 
姫川:もはや幽体離脱じゃん…臨死体験みたいな。

わいせ:いや、だからこそですね、そんじょそこらの女優であればただの「こいつ気持ち入ってないな〜」で終わるんですけど、姫川さんの場合そうならないから凄いんですよ!

姫川:必死に取り繕ってますね〜

わいせ:いやいやいや!要するにですね、集中は途切れてないんです、姫川さんの場合。俯瞰って、子供はなかなかできないじゃないですか。だからこんなに無邪気な笑顔なのに俯瞰を感じるということに、奥行きのある存在感と凄みが出てくるってことが言いたいわけなんです!
 
姫川:わかりましたよ。ありがとうございます。いやそんなことより、そちらの話ですよ。なんでしたっけ最後の振り返りポイントは?
 
わいせ:はてなブログですね。

姫川:そうそう、それ。ツイッターはエロばっかりですけど、ブログはどうなんですか?

わいせ:ツイッターは99%性欲関連ですが、ブログは性欲縛りはないです。と言っても結果的には8割以上性欲ですね…唯一の非性欲カテゴリが不調なので…
この対談も、はてブロに掲載予定ですよ。

姫川:じゃあ、来年はブログで性欲以外のことをもっとやっていこうと?
 
わいせ:うーん、それもあります。でも単純に性欲以外のコンテンツの比率を増やそうっていうよりも…

姫川:プッ…コンテンツって…

わいせ:え?

姫川:いや、ただのブログの投稿をコンテンツとか、ホントすごいですね。自意識過剰っていうか、自己評価すごい高いなって…

わいせ:いやぁ、なかなか当たりが強いですね…
 
姫川:ごめんなさいね、スタッフさんから、わいせっつーさんは姫川に詰められるとゾクゾクするはずだからってキツめに当たるように言われたんで…

わいせ:なっ、なんすかソレ!僕をそんな単純かつステレオタイプなM気質であるかのように伝えるなんて…

姫川:でもそれはスタッフさんの優しさゆえですよ。それに、自己評価高いって、私は良いことだと思いますよ。

わいせ:自意識過剰なのは全く否定しません。ここまで自意識が肥大化してるからこそ、こんなにツイートしたりブログ書いたりできるんだろうとは思いますね。でも、僕の自己愛は、自分の自信のなさの裏返しでもあるんですよ。
 
姫川:あ〜なんかわかるかも。自分に自信がないからこそ、自分の価値にしがみついちゃうっていう…

わいせ:そう!
自分を必死で肯定するのも、必死で否定するのも、自分に執着しているという意味では同じことをしてるんだと思うんです。

姫川:わかる!わかり過ぎますねそれ。ナチュラルに自分に自信がある人は、そもそも自分を褒めたり貶したりすることに、あまり興味ないと思う。
 
わいせ:そーなんですよ!僕は自分の存在意義を必死でたぐり寄せて握りしめてる感じですね。

姫川:うん。で、なんか話の途中でしたよね。ブログの性欲以外の比率を増やそうというよりも、別の観点で何か変えたいみたいな話してませんでした?
 
わいせ:あ、そうそう。よく覚えてましたね。ありがとうございます。

姫川:今日はインタビューする側として来てますから!

わいせ:珍しくね。

姫川:そー、どっちかっていうとされる側なんで。

わいせ:そもそもなんでブログを始めたのかというと、ツイッターは文字数制限があるからこそ良いとは思うものの、やっぱりあるんですよ、ツイッターで書くこと思いついても、書きながら「あーこれ絶対入りきらないわ。かと言ってツイート何回かに分けて書くっていう感じでもないわ。」って思う時が。

姫川:ツイートに入りきらないことを書くためにブログが必要になったと…
 
わいせ:そうです。でも文字数だけの問題じゃなかった。ツイッターって“一期一会過ぎる”って思いません?頑張って書いたツイートもあっという間に流れて、データとしては消えてなくても、実態として後から振り返られることはほとんどないですよね。まるで風に吹かれて消える砂絵のような…

姫川:それがツイッターの良いところなんですけどね。

わいせ:そう!文字数制限と同じで、すぐに忘れ去られる諸行無常感がツイッターの長所なのだと理解はしつつも、僕としては自分のツイートはもうちょっと繰り返し長期間にわたって色々な人の目に触れてほしいという思いが正直あって…といっても実際には僕自身が何度も振り返りたいという方が大きいかな。

姫川:出た、自分大好き人間!!

わいせ:だって言いながら気づいたんだもん、「色々な人の目に」とか言って、僕のブログ、多分世界でせいぜい15人くらいしか読んでないと思うから…

姫川:そんなんツイッターだって最初はそうだったわけでしょう?
 
わいせ:んまぁ〜そうですね。でもツイッターはフォロワーがある程度いないと面白くないから自分からどんどんフォローしましたよ。ブログはそういう努力はほぼしてないですね。やはり、読んでもらいたいという気持ちはツイッターの方がはるかに強いです。あとは、はてなブログ内で僕と似たような人をうまく見つける方法がわからないというのも大きいんですけどね。
 
姫川:似たような人?性欲のことばっかり書いてる人?いっぱいいそうだけど。

わいせ:でしょ?絶対いるはずなんだけどなぜか見つからないの。

姫川:じゃあブログは、すぐに流れてほしくないような長い文章を書くために始めたということですね。今年はそれで満足したと。

わいせ:いえ、してないんです。仕事が忙しくなって一時期完全に止まってしまって。6月から11月までほぼ更新してない状態でした。

姫川:仕事のせいにしないの!性欲ツイートが仕事みたいなものでしょう、もう。
 
わいせ:気持ち的にはそうだけど、一切お金入ってこないので…。さっき話したサブアカウントの件と似てるんですが、もっといろいろやれるフォーマットだったのに、その可能性を活かしきれなかったなって感じはありますね。ここで服とかバッグとか売ったら売れるのにっていう立地でタバコ屋やってるみたいな。
 
姫川:代官山のど真ん中にタバコ屋のおばちゃん的な?

わいせ:そうね、まあー僕のツイッターやブログを代官山って言うとちょっと立地良過ぎだけど…

姫川:今さら自己愛隠しても無駄な抵抗っすよ。
 
わいせ:いや、その潜在力の度合いはともかく、もっとやりようはあったのにもったいなかったとは思っててですね。特にブログで僕「ゴンゲ」っていう小説みたいなの書いてて。

姫川:あら、それこそツイッターではやりにくい試み、いいじゃないですか。

わいせ:全然完結してないんですけど、時間が経ち過ぎて先のストーリー忘れちゃったんですよ…

姫川:ダメじゃん!!!

わいせ:いやマジ、ほんとダメで…書きますけどね。なんとか思い出して。ここまできたら最後までやりたい。

姫川:心から「書きたい」っていう衝動がなくなったんなら、無理していやいや書かない方がいい気もしますけどね。

わいせ:でも、途中で投げ出したっていう事実が自分のこれからに与える影響ってのもあると思うんですよ。最後までやりとおせない自分というセルフイメージが強化されてしまうというか。

姫川:でも、嫌々書いたら、それこそセルフイメージ濁るかもしれないよ?

わいせ:なるほど。でも、たぶん書きますよ。女の人に何かを喋らせるのが好きなので。お話を書く動機の半分くらいそれですね。

姫川:女性への変身願望?女装願望みたいなやつかな。

わいせ:似てると思います。新しい女性キャラ出したばっかりなので、さすがにこのまま終わらせたくないですね。

姫川:じゃあ来年はその小説を頑張りますということですか?

わいせ:そうですね。あとは、本当はもっとブログとツイッターって、有機的に連動するイメージだったんですけど、今のところあんまりそういう相乗効果は感じないんですよね。ブログの中にツイッター埋め込んでるんですけど、ブログ読者が少な過ぎてブログからツイッター流入するケースはおそらく皆無で…ブログ投稿した時に呟くので、逆は多少あるっぽいんですが。

姫川:もっと良い使い方があるのかもしれないですね。
 
わいせ:はい、それを探るのも来年の課題かなと。でも、そもそも、有機的な連動っていう曖昧な言葉の前で思考停止してしまってましたが、具体的にどう連動させたいかと問われても答えられない自分がいるんで…

姫川:別に連動させる必要ないじゃん、みたいな。

わいせ:うん、連動が自己目的化してもしゃーないし。他に注力することはあるんで。

姫川:全体的に聞いててすごく思うのが、なんかすごい必死ですよね。なんでそんなにツイッターとかブログとかに熱心に取り組むんですか?別に煽りじゃなくて、純粋に質問なんですけど。

わいせ:煽りでも答えは同じなんで構わないですけど、趣味だからですね。情熱をもって打ち込む趣味。

姫川:なるほど…じゃあ別に何かメッセージを訴えようとか世の中を変えようとかじゃなくて、単に楽しいからやってるってことですね。

わいせ:はい。ツイッターが趣味っていう言い方をしてしまうとかなりかわいそうな人という感じになってしまいますが、僕はもともと冗談をどういう場で言うかということについて…

姫川:あーちょっと待って!なんか別の長い話始まる感じですよね?

わいせ:ええ、まあ。はい。

姫川:ちょ、トイレ行ってきていいですか?

わいせ:あ、ぜひどうぞ。なんか興奮しますね。

姫川:ほんと気持ち悪いですね(と言って席を立つ)
 
第4回へ続く)