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Bustle Pannier Crinoline

バッスル・パニエ・クリノリン

ゴンゲ #4

(ゴンゲ #3) ゴンゲはどこだ。意識がはっきりしていれば当然声の方向と距離から位置がわかるはずだが、ショートボブの女による口淫が脳にもたらす作用のせいか、まるでゴンゲの声は空耳のように抽象的に響いた。 ショートボブの女による口淫は、まるで舌…

ゴンゲ #3

(ゴンゲ #2) 「ねぇ…キミ何歳?名前なんて言うの?」 髪の長い女はとろんとした目で僕に視線を投げかけてくる。女の唇はふくよかに実り、その胸は理想的な高い位置でしっかりと丸みを帯びた存在感を主張していた。 「宏樹です…」 相手の謎めき度合を勘案…

ゴンゲ #2

(ゴンゲ #1) 積極的に話しかけてきたことから、髪の長い女は協力者となってくれると直感した僕は、ゴンゲへの用件をごく簡潔に要約して述べた上で、こう言った。 「あの、あなたはゴンゲさんのお友達ですか?」 「お友達っていうか…知り合い?」 髪の長…

ゴンゲ #1

靴底を入口のマットに擦り付けて、靴底についたグチャグチャの泥を落とす。こんなに汚されることは想定していなかったような、それなりにキレイなマットではあったのだが、仕方ない。僕は若干の緊張を感じながらドアを開けた。 僕はゴンゲの顔を知らない。で…